予算編成プロセス とは?国の予算の流れをわかりやすく解説
国の 予算編成プロセス は、私たちの暮らしや建設業界の仕事にも深く関わる重要な仕組みです。来年度(令和8年度)の予算編成は、高市政権発足後初めての本格的な予算編成として注目を集めています。今回は、この予算編成プロセスの一般的な流れを、順を追って解説します。
予算編成プロセスの全体像

国の予算編成プロセスは、大きく分けて以下の6つの段階で進みます。
- 概算要求
- 予算編成方針の閣議決定
- 財務省による査定
- 政府予算案の閣議決定
- 通常国会への提出・審議
- 予算成立・執行
1. 概算要求(毎年8月末頃)
予算編成プロセスの最初の段階は「概算要求」です。各省庁が、翌年度に必要な予算を財務省に要求します。国土交通省であれば、道路・河川整備や公共工事関連の予算もこの段階で要求され、建設業界にとっても動向を見極める重要な時期です。
2. 予算編成方針の閣議決定
予算編成プロセスの次の段階では、政府全体としての方向性(重点分野や歳出の考え方)を閣議で決定します。政権が交代した直後の年度は、新政権の政策方針が色濃く反映される傾向があります。
3. 財務省による査定(秋〜12月)
各省庁からの要求内容を、財務省が一件ずつ精査します。この過程で金額の増減や事業内容の見直しが行われ、予算編成プロセスの中でも特に厳しいやり取りが行われる段階です。
4. 政府予算案の閣議決定(例年12月下旬)
財務省査定を経た予算案が、政府案として正式に閣議決定されます。ここで公共事業関係費など、建設業界に関わる予算規模の全体像が見えてきます。
5. 通常国会への提出・審議(1月〜)
政府予算案は通常国会に提出され、衆議院・参議院で審議されます。年度内(3月末まで)の成立を目指すのが通例で、予算編成プロセスの集大成となる段階です。
6. 予算成立・執行(4月〜)
予算が成立すると、新年度(4月1日)から執行が始まります。公共工事の発注時期にも影響するため、建設業界にとっては特に注視すべき段階です。
まとめ
予算編成プロセスは、概算要求から予算成立まで半年以上をかけて進む、国の政策の方向性を示す重要な仕組みです。政権交代後初となる今回の予算編成は、今後の政策動向を見極める貴重な機会でもあります。当協会としても、建設業界に関わる予算の動きを引き続き注視していきます。


