除雪の支障物 アラート

この時期は、除雪の時期が近づき、除雪の準備を始めます。今回は、道路上のマンホールや段差に近づいたときにアラートで知らせてくれるものを試験的に導入します。

道路の除雪について、ベテランの人がオペとして、作業せざるを得ないのは、大きく3つの理由と考えます。

1.道路の障害物と支障物(マンホールや段差)の位置関係が認識して、その支障物を壊さず避けれるか?

2.その支障物を避ける操作が瞬間的に操作可能か?

3.雪自体をどこへ押して、道路通行の支障にならないようにするか?

これらの理由で、ベテランオペが必要である理由と私は考えます。

上記の写真では、その1個1個をアプリに支障物を登録、重機が近づいたら、アラートでお知らせしてくれるという流れです。

この支障物は、車で走っている分にはあまり気にせず走っておりますが、かなりの数があります。

下の画像が実際に細かく登録した写真です。

このすべてのマンホールを覚えることは無理で、引っ掛かるマンホールをだけを抽出したのが、最初の写真です。それでも、年に2回~3回程度の除雪出動では、その位置も忘れてしまうことが多くあります。

マンホールに引っ掛けると、人が歩く速度の低速の除雪でもすごい衝撃になります。除雪機械の破損か、マンホールの破損になります。

そのため、そういった支障物があるときは、低速で操作し、避けたりします。

国道で火花を散らして除雪機が進んでいる姿がありますが、それは道路幅もあり、マンホールなどの支障物が住宅街と比べても圧倒的に少ないからです。

あのかっこいい除雪スタイルは、支障物が少ない、空港や国道に多いので、その理由を知っていただければ幸いです。

このようなソフトなどを駆使して、ベテランオペレータから、新人オペレータへ技術承継ができるようにしなければ、持続可能な除雪ができないということになります。

こういったソフト開発にも、国が予算を出さないと開発すらできない状況が現状です。